公開:2023年07月28日
フリーマガジン「Alku Tokyo(アルクトーキョー)」の2号が発刊中です。
創刊2号目の『夏号』ということで、涼しさを感じられる巻頭企画や、東京メトロの一日乗車券を活用するページも展開しています。そんなAlku Tokyoの編集部のロケでは、お目当ての施設へ訪れる道中にも、おもしろい施設や知らなかったスポットとの出会いがたくさんあります。
今回は、夏号の巻頭「場所で、食で、道具で、涼む東京」特集のロケで訪れた『小石川後楽園』の最寄り駅である、東京メトロ後楽園駅を中心に、本誌では伝えられなかった魅力あるスポットを紹介していきたいと思います!
後楽園駅は電車が空中を通るダイナミックな見学スポット
周囲に、東京ドームやアミューズメント施設「ラクーア - LaQua」、文京シビックホール、そして文京区役所など、多くのランドマークが存在しているエリアに後楽園駅があります。
改めてご紹介しますと、駅ビル自体が「メトロ・エム後楽園」というショッピングセンターになっています。
駅にアクセスすると、建物から丸ノ内線の高架が飛び出しているのが見えますよね。
ちょうど同じ高さの連絡橋から見えやすいということもあり、鉄道好きのお子さんとのトレインビュースポットとしても人気があります。
丸ノ内線の車両が、御茶ノ水駅方面に向かって飛び出していく様はとてもかっこいいですね。
この車両は、2019年より営業運転を開始した2000系車両で、鮮やかな赤が特徴的な「グローイング・スカーレット」色を採用しています。
そして、電車を眺める連絡橋もAlku的にいうと非常に興味深いスポットだったのです。
世界にひとつだけの「橋」!
後楽園駅と東京ドーム側、そしてラクーアと接続しているこの三つ又の「後楽園北歩道橋」も非常に珍しい「橋」です。
夏号の24時間券さんぽのページでもテーマとなった「橋めぐり」で、達人としてご登場いただいた紅林章夫さん曰く、「このような構造の橋は世界でここだけです。3方向の橋脚から橋桁が架け進められ、中心に交わる箇所は剛結されていません。上からみると『人』の字ような継ぎ目が見えます」とのことです。
こんな貴重な橋を日常的に利用できるとは! さらに上から見てみると……。
見事な三つ又ですね!
ちょうど合流する箇所にグレーのラインの継ぎ目が見えます。確かに「人」の字のようですね。
個人的に凄いと感じたのが、真ん中に支柱が無いこと。
普段、何気なく歩いている場所も、作られた背景を知るとまた違った印象がありますよね。
小石川後楽園を深掘り
水辺が多く、休憩施設もありゆっくり過ごせます。日陰が多いのも良いですね。
そして立ち寄った際に、是非見てほしいスポットがあります。
園内の西側にある団体休憩所の近くに……
橋です!
せっかく夏号で「橋」に興味をお持ちいただいた読者の皆さまに伝えたいスポットが、小石川後楽園の園内にもあります。
こちらは「円月橋」という名称です。
前出の紅林さんによると「17世紀半ば、江戸で初めての石造アーチ橋として造られました。400年も前のものでキレイに残り国指定名勝にもなっています。内側のアーチが水面にキレイな円を描くことから円月橋と名付けられました」。
なんと江戸時代に造られた初の石造りアーチ橋でした。
涼めるスポットとして訪れていた先でも、こうして別の楽しみを見つけられるのが街歩きの楽しみですね!
連日、厳しい暑さが続いていますが、街歩きの際は水分補給と多めの休憩をとりましょう!
また次回の編集部ブログ更新をお楽しみに!
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AlkuTokyo編集部
東京メトロで発行するフリーペーパー『Alku Tokyo』、WEBサイト『AlkuTokyo.Web』の編集部です。毎日、東京をおもしろく駆け回っています。
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※本記事内の情報は2023年07月28日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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