公開:2024年02月08日
フリーマガジン『Alku Tokyo(アルクトーキョー)』、2024・冬号。
今回は、冬号の24時間券さんぽページで、博物館ライター・丹治俊樹さんにガイドをしていただいた施設の未公開写真を紹介します。
日本の総合カバンメーカーとして、高品質な製品を提供しているACE(エース)が運営する「世界のカバン博物館」には、世界中から収蔵されている希少なカバンや歴史資料、大陸ごとに違うカバンの展示、そして著名人が使用していたカバンの実物などが見学できる施設となっています。
入口から広がる、カバンの歴史が学べる年表ゾーン
浅草寺・雷門の正面を通る並木通りを経由して江戸通りを少し進んだところに「世界のカバン博物館」があります。レンガの外壁が目印の建物が目印となっています。
ビルのエントランスに入り、受付のスタッフの方に促され7階に。ドアが開くと、さっそく世界のカバン博物館の展示がスタートします。
円形の通路の壁には、カバンの起源や形、そして素材が変わるごとに進化してきた歴史が描かれています。この円形の壁の内側にも部屋があり、ACEが誇る製品の分解標本や工場で丁寧に製作されている動画が放映されていました。
膨大な量の世界のカバンコレクション
さらに奥に進むと世界のカバンコレクションのゾーンになります。
世界中から集まった約700点もの貴重な収蔵品が一気に見学できることで、見応えタップリです。大陸や時代、その時々でカバンに求められていた歴史を知ることができ、タイプスリップしたかのような気持ちになれます。
著名人が使用していたカバンも展示
「わたしのカバン」ゾーンにくると、著名人の顔写真とともにカバンが展示されています。アントニオ猪木氏、長嶋茂雄氏、三浦雄一郎氏、山下泰裕氏など錚々たる名前が並び、実際に使用していたものが寄贈されています。
企画展示スペースも興味深いカバンの歴史が学べる
展示スペースの最後に企画展示エリアがありますが、こちらは定期的に催し物が変わります。取材当時はACEがビジネスパーソンのために開発したバッグが年表とともに展示されていました。
最新のモデルはスマートフォンやタブレットを入れやすい大きさのポケットに、20年前近くのモデルはフロッピーディスクが入る大きさのポケットなど、その時の主流であった仕事道具にフィットする設計がされていました。
8階の新川柳作記念館も必ず見学しよう
世界のカバン博物館を見学したあとは、8階にあるACE創業者・新川柳作氏の功績を称える「新川柳作記念館」も見逃せません。
当時は珍しかったキャスターがついたスーツケースやナイロン素材を使ったカバンも展示されています。
新川柳作氏の「カバンを通じて世界に恩返しがしたい」との想いから、当時としては珍しい企業が運営する博物館として1975年にスタートした「世界のカバン博物館(改装された博物館は2010年から)」。気軽に足を運べて貴重なカバンも間近で見られる施設となっています。
これだけの内容で入館料はおどろきの無料(!)ですので、ぜひ足をお運びください。
施設情報
【世界のカバン博物館】
住所:台東区駒形1-8-10
TEL:03-3847-5680
営業時間:10:00〜16:30
定休日:日曜・祝日(不定休の場合あり 来館前に電話でご確認ください)
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AlkuTokyo編集部
東京メトロで発行するフリーペーパー『Alku Tokyo』、WEBサイト『AlkuTokyo.Web』の編集部です。毎日、東京をおもしろく駆け回っています。
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※本記事内の情報は2024年02月08日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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