
公開:2024年07月10日
『Alku Tokyo』vol.6(2024・夏号)の巻頭特集「発祥の地へ」にて紹介している『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』さん。
「豊穣と収穫」をテーマに描かれたガラスモザイク壁画の存在感が印象的な空間です。
今回は、誌面では紹介できなかった写真を紹介していきます。昭和9年からずっと使用されているビールサーバーや、今では作られていないめずらしい電飾など、見所のある空間ですよ!
すっきりとした喉越しに仕上がる"一度注ぎ”

画像提供:サッポロライオン
『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』の伝統である"一度注ぎ”。一般的にはビールの液体と泡を別々に注ぐスタイルがスタンダードですが、同店では液体を勢いよく注ぎながら泡まで形成する手法を採っています。
グラスの中で液体を回転させながら、余分な炭酸を抜き、雑味を泡に閉じ込めることで、喉越しの良い飲みやすいビールに仕上がるのだとか。この動作を止めずに行います。

ビールサーバーの仕組みも専用設計のもの。
そして、注ぎ手は繊細な技術を持つ熟練スタッフのみが担当します。チャンスがあれば、その注ぐ姿を目の前で見てみたいですね! (混雑時はくれぐれもご注意を)
ブドウ型の貴重な電飾

令和4年に登録有形文化財に登録
この空間全体のテーマが「豊穣と収穫」を表しているとのことで、館内各所をクローズアップしてみると、柱は大麦、電飾はブドウと、いずれも豊穣を象徴していることがわかります。
何気なく、登録有形文化財のパネルを撮影したところ、一番近くのブドウ型の電飾の灯りが、周辺のものと違うことに気が付きました。
他の電飾は、ブドウの粒を表している球形のカバーの中で、一つ一つ光り方が違います。ですが、ここだけはキレイにすべての粒が同じ様に光っていました。
電球は寿命がありますが、この電飾に使用されている電球はもう作られていないそうで、とても丁寧に掃除やメンテナンスされています。現地に行った際は探してみてくださいね。

大麦を表現した柱の力強さにも注目
これからも現存する日本最古のビヤホールとして存在感を増していく

第二次世界大戦の直後は、進駐軍のみが利用できる時代もあったそうです。開業から90年が経った今でもこうして銀座の地で、多くの人を迎え入れ、開放感を感じながらビールを味わえる。
本格的な夏を迎えるこれからの季節、『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』に足を運んでみてはいかがでしょうか?
店舗情報

- ビヤホールライオン 銀座七丁目店
-
-
住所
中央区銀座7-9-20 銀座ライオンビル 1F
-
TEL
03-3571-2590
-
営業時間
11:30~22:00(金・土・祝前日 11:30~22:30)
-
定休日
なし
-
URL
-
【登録無料!】今すぐ特典いっぱいの『Alku会員』(アルク会員)になろう!
誌面への参加やプレゼント応募、体験イベントへの参加など、Alku会員に無料登録するだけで嬉しい企画が盛りだくさん!あなたも今すぐAlku 会員になって毎日をもっと楽しもう!
ライター

AlkuTokyo編集部
東京メトロで発行するフリーペーパー『Alku Tokyo』、WEBサイト『AlkuTokyo.Web』の編集部です。毎日、東京をおもしろく駆け回っています。
- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2024年07月10日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。